もうすぐ発売「京都黒豆ちょこ」!!

2016.9.20

この黒い丸の物体は何??

この黒い丸の物体を見てすぐにわかる方がどれくらいおられるのかわかりませんが、今回紹介する「京都黒豆ちょこ」に使用されている黒豆で、毎年12月頃に乾燥させたものを収穫するそうです。乾燥前は「紫ずきん」という名称で黒枝豆として9月~10月に流通します。普通の枝豆より豆の皮が黒っぽく、味が濃厚でとてもおいしい枝豆、私の父もこの時期になると知り合いの農家に直接買い求めています。
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開発の初期は北海道産の黒豆で試作

開発初期は中身にアーモンドなど色々試していたのですが、味や食べやすさなどから黒豆になりました。外のチョコレートはホワイトチョコの生地にクロレラを混ぜて、黒豆にコーティング。おいしいのですが商品を販売する上でいまいちインパクトがなく、類似商品では抹茶チョコ+黒豆などもあり、どのようにして差別化を図るか悩みました。そして試作当初は北海道産の黒豆を使用していました。

京都に本社があるからこそ、地元の食材を使った商品でアピールを

当社は京都に本社があり、「京都」をキーワードにして何かアピールできないかと考え、京都産の黒豆を探すことになりました。父親が毎年、黒枝豆を買っている農家の方(兵庫県篠山の方)に京都産の黒豆を扱っている方(確か南丹のJAの関連の方だったと…)の連絡先を紹介いただき、電話でお話したのですが、量的に厳しい(こちらが必要とする数量を準備できない)のではとの回答でした。私のルートはそこで頓挫したのですが、他の社員が今の取引先にたどり着き、京都丹波産の「新丹波黒」という品種で、粒は北海道産より大きいものを選びました。北海道産の黒豆でも十分においしかったのですが、京都産の黒豆を使用することにより、味も食べ応えもさらにアップしました。

乾燥黒豆の焙煎方法

乾燥黒豆はそのまま使えるわけではなく、一旦水で戻して、熱をかけます。当初は直火焙煎で試作したのですが、直火焙煎は香ばしくおいしくできるところもあれば、少し焼けすぎて焦げの苦味を感じるところもあり、均質に熱がかかる熱風焙煎を選択しました。

チョコレートもいろいろと試作を

チョコレートも、クロレラの量や甘味の原料についていろいろと試作しました。クロレラの量を増やすとクロレラの独特の味・香りが出るので適量を模索。甘味料は人工甘味料の試作品もあったのですが、甘さがあっさりしすぎて味に深みがないように感じました。この商品は砂糖を使用しているのですが、カロリーを気にしないのであれば個人的には砂糖の甘さが、味に旨みと深みを出しておいしいと思いました。
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デザインもMade in Kyoto

パッケージのデザインも「クロレラくらぶ」のロゴデザインをしていただいた京都にあるデザイン会社にお願いしました。レトロとモダンが融合して、落ち着いたパッケージでとても気に入っています。
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クロレラの認知度アップと京都のお土産としての定着を

京都は観光地としても有名な場所。府外や海外からもたくさんの観光客の方が来られます。京都駅や観光地などではたくさんのお土産が販売されており、その店舗に並んで、たくさんの方に買ってもらいたいとの思いがあるものの、まだまだ思い通りには行っていません。買ってくださった方が、「この緑色は何??」と気になり、原材料表示の「クロレラ」を見つけてくれれば本望です。そこから「クロレラ」を知って、どういうものか興味を持って調べていただけると尚うれしいですね。特に若い方にはクロレラの認知度が低いため、この「京都黒豆ちょこ」を通じて、たくさんの方にまずはクロレラを知ってもらえればいいなという思いを込めて開発した商品です。

この記事を書いた人

すすむ

商品の開発や生産の管理を担当。家族構成は妻と娘2人で子育てに追われる。趣味は草むしりとプチガーデニング。ツムツムで遊んでいるとよく妻に怒られる。

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京都黒豆ちょこ

ほろ甘いクロレラチョコレートと京都丹波で育った極上黒豆の贅沢なマリアージュを味わえる京のおやつ。

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