旅ドキ番外編:京都三条通と僕の見つけた何か。

2016.6.7

マチの散策で、何かを見つけると、チョットだけくすぐったくなる感じがして、とっても気持ちが高まります。だから僕は気持ちがモヤモヤした時はマチへ飛びだすのです。

僕が住む京都は、神社仏閣がいろいろあって、その中には17の世界遺産があって、多くの人が訪れて、見て聞いて、何かを残してくマチだと思います。そしてマチで見かけるバックパックや少し傷ついたキャリーバックは、何とも言えない旅の魅力を思い出し、旅に来るだけじゃない、旅に出たくなる何かを与えてくれるマチだなぁとも思うのです。

そんな誰かのマチの何かは、Instagramなどの写真に記録されていて、そんな写真を見るたびに、誰かの頭の中を覗いたようで、愉快でワクワクしてしまいます。そこで、僕もマチを散策して見つけた何かを写真で記録してみようと考えました。

ただ、ぶらぶらするだけではツマラナイなぁ、テーマが欲しいなぁと考えたとき、京都を舞台にした、ある小説を思い出しました。

それは「えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始圧(おさ)えつけていた。焦燥と言おうか。嫌悪と言おうか」と一度は経験あるモヤッとした感情の説明ではじまる梶井基次郎の小説「檸檬」です。

舞台は京都の南北に伸びる寺町通に東西へ伸びる二条通と三条通が交わる「檸檬」の何かを紹介するのもいいなと思いました。でも折角なので、物語の終わりを迎えた三条通と周辺を散策し、何かを記録しようと考えました。

そんな記録の一部を紹介します。ここでは紹介しきれない、何かの記録は「旅するFood記公式Instagram」で随時紹介されるはずです。Instagramでの紹介は記事とはまた違った魅力があります。記事の最後に「旅するFood記公式Instagram」へのリンクを紹介しています。ぜひ、チェックしてください。

散策Mapの紹介

今回の散策ルートです。普通に歩くと30分程度の道のりです。
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烏丸通から三条通そして新京極通までの何かの記録

地下鉄烏丸線の御池駅「5番出口」から地上に出て烏丸通を京都駅方面に向かうと、右手に茶色の大きな建物が見えてきます。その手前が三条通で、そこから東へ散策しました。

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三条通は車や人の往来が活発で、にぎやかな場所です。でも散策時に、不思議なことが起きました。それは車や人の往来が突然なくなり、シーンと張りつめて、まるで僕以外の生き物が消失したような瞬間が訪れたことです。一度は誰でも経験がある、夜が明けて、太陽が昇り始める静かな瞬間に似ています。

新京極通から柳小路までの何かの記録

三条通と寺町通が交差する先に新京極通があって、映画館や老舗のきしめん屋さん、学問の神様藤原道真の生家に創建された錦天満宮などがあります。錦天満宮の先の路地を左に曲がると柳小路通です。

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僕は旅先に映画館があると、ふらっと入ってしまうことがあります。旅に出ている高揚感からか、いつもと違う劇場の雰囲気からか、映画の内容が強烈にそして旅で見た情景と共に記憶されます。あまりの刺激に疲れてしまうこともありますが、旅先で映画館を訪れる、そんなことを旅の楽しみに加えてはいかがでしょうか。

柳小路の何かの記録

柳小路は南北に伸びる全長約60m、幅は人が二人横に並ぶだけで通行止めになってしまう、普通に歩くと5分で終わり。新しい石畳、所々に柳があって、入口から見ると緩やかに弓なりで、小説「聖なる怠け者の冒険」にも登場した信楽焼のタヌキが祀られた八兵衛明神が小路の真ん中にあります。

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入り口から小路をのぞくと、出口は見えるけども、本当に通り抜けることができるのかと不安になります。実は京都を散策するとそんな通りが無数にありますが、柳小路は手軽にそんな気持ちを楽しめる小路だと思います。

最後に

僕が住むマチを散策して見つけた何かの紹介でした。誰かのマチを散策して見つかる何かはどんなものでしょうか。Twitterなどでコメントがあれば、クロレラくらぶが誰かのマチへ散策に行くかもしれません。

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この記事を書いた人

フジシマ

健康ブログの編集や旅するFood記番外編をたまに書いています。クロレラの機能性を研究して約10年、まだまだ奥が深いです。

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