旅ドキ番外編:自分の限界突破に挑戦しようとしたらいろいろと学ぶことが多かった話。

2016.6.23

今回の旅のいきさつ

最近、会社のブログ記事がインスタグラムにアップされ始めたことで、インスタグラムに興味を持ち僕も始めました。
まずフォローしたのは陶芸作家さん!“数年前から陶器の魅力に取りつかれ、陶器収集という渋い趣味を持つように…”
地域によりさまざまな色、風合い、形の陶器写真がずらりと並んだインスタグラムの中で、ひときわ目を引く僕好みの陶器ショップを発見!!
調べてみると狸の焼き物で有名な信楽のお店でした。京都からだと電車で約2時間、距離にして約42km。熊野古道の半分の時間なら余裕だと思い、行くことに決定!

思わぬ伏兵 1

信楽へ行く決断を先輩に伝えると、
先輩『ただ普通に電車で行くだけじゃおもしろくない。自転車で行けば?』
の一言が…。
絶対イヤです!と断りはしましたが、こういう無茶ブリをされると負けず嫌い魂が発揮されてしまい急遽当日、自転車で信楽を目指すことに!
信楽まで42kmなので女子マラソンの選手と同等のペースで自転車を漕げば2時間でたどり着くはず!その期待を胸に晴天のなか10時に会社前を出発しました。
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準備物

・登山用リュック…購入した陶器輸送用
・タオル
・水500ml×1、スポーツドリンク500ml×1
・財布

思わぬ伏兵 2

Google mapで信楽までの道を調べると、五条坂の横道を通り、京都と滋賀の県境を超えて信楽を目指すルートが表示されました。順調に清水坂までたどり着きましたがその横道を少し進むと目の前には急勾配の峠が!最短ルートを示してくれるけど、道のアップダウンまでは考慮してくれないんですね…。
でも幸い21段変速可能なロードバイクに乗っていたため、余裕をかまして突き進みました!が、今まで使用した事のない軽いギアに切り替えてもほとんど進まず、目の前には果てしなく続くのぼり坂、さらに襲いくる灼熱の太陽…。僕の心はついに折れ、自転車を押して峠を上りました。一旦上りきれば後は果てしなく下り坂♪苦しい思いをした後に楽しいことが待っている。まさに人生の縮図を数分のうちに感じたのでした。
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時間の壁

その後、日差しがギラギラ照り付ける中、峠越えのために体力を消耗しきった状態で平坦な道をひたすら進み、水分補給のために一旦休憩。走行距離を確認すると、まだ4分の1を過ぎたところ。そして時間は11時。なんと1時間が経過していました(+Д+;)。
この調子でいくと信楽につくまでに1時間×4=4時間もかかってしまい、到着は14:00…。無事にたどり着いても、信楽でお気に入りの陶器を購入し、さらに重くなったリュックを背負ってまたこの道を戻るのか…そう考えると完全に戦意喪失
もう少し気温が低い時期に再度出直しをしようと、この日は潔く撤退を決めたのでした(-_-)/~~~

ただでは引き下がらない

失意のまま京都市内まで戻ると時間は12時、お昼時です。このまま家へ帰るものも旅としてつまらないので、パン屋さんを開拓することに。
実は僕、パンの日生まれ(4月12日)のパン好き男子で、休日にはパン屋巡りをしているのです。そこで前から気になっていた、あじき路地の「日曜日のパン屋さん」へ。
町屋を改築した、風情あふれるパン屋さんで、10数種のパンが陳列されていました。パンと、ドリンクを注文してイートインも可能です!
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僕はタンドリーチキン&マンゴーパン、フランスあんぱん、ショコラティンの3つをテイクアウト。
お気に入りの陶器に移し、家でコーヒーと共にいただきました。
タンドリーチキン&マンゴーパンはスパイシーさと甘さがうまくマッチしていてオススメです(*^_^*)また、フランスあんぱんの生地はその名の通りフランスパン生地が使用されており、歯ごたえ抜群、モッチリの新食感でした!あんぱんマニアはぜひ一度お試しあれ♪
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今回の旅を振り返って

熊野古道の旅で感じましたが、電車やバスで移動すると体力を使わず、時間も節約できますが、その分周りから感じることが少なく思い出に残りづらいものです。今回の旅は信楽に到達するという目的は達成できませんでしたが、あえて自転車の旅に挑戦したことで、このように様々な感情が生まれ、自分の限界も知ることができた旅になりました。また、道を調べておくなどの事前準備の大切さ(調べすぎると旅の楽しさが半減してしまいますが…)や時間配分見積の甘さを感じると共に、旅経験の未熟さも改めて痛感しました。
今度は体力作りから行い、もう少し日差しが和らいだ時季に再度挑戦したいと思います!

冒険の軌跡

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この記事を書いた人

さく太郎

Facebook担当。お城や陶芸品など、古く味のあるものが大好きなアラサ―。
パンの街京都で週末はパン屋巡りに奔走中。

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