旨味たっぷり!クロレラきのこ…
クロレラレシピ集
最近、旅のブログをよく書いている僕ですが、本業はクロレラの研究。7月に愛媛で開催された学会に企業展示で参加することになりました。
京都から松山まで、新幹線と特急を使って4時間半の旅!過去に熊野古道を経験した僕にはもうこれくらいの乗車時間は余裕です♪
今回の出張は学会に参加するのみ!だったはずですが、またしても先輩からの一言。
先輩『どうせ出張行くなら取材してブログ書けば?』
僕『Σ(゚д゚;)!?』
驚きはしましたが、やってみようじゃありませんか!ということで上司の許可をとっていざ愛媛出張へ!
朝7時に京都をのぞみで出発し、8時に岡山駅着、そして特急しおかぜに乗り換えて岡山から松山へ!岡山から香川へ渡る際には瀬戸内海が見え、テンションアップ!
しかし海も2時間見続けると・・・長い(-_-;)
意識を飛ばしながら過ごしていると11時に松山駅に到着!
バリィさんがお出迎えしてくれました。
時間もお昼時なので、せっかくなら愛媛名物を食べたいと探していると、駅構内にじゃこ天の文字が!じゃこ天だけだとお腹がすくので「じゃこ天うどん」を注文!
四国のうどんはコシがあっておいしー( *´艸`)じゃこ天は初めて食べたけど、これはおやつにピッタリな味!魚嫌いでもおいしく食べれる一品です!
お昼を済ませた後は学会会場へ直行し、企業展示の準備へ。準備が思いのほか早く終了し、仕事開始まで1時間半あったので、ブログのネタ探しに近くを歩き回ることに!線路、草木、松山特有の景色を探そうと試みましたが、想像以上に街並みが発展していて特徴的な景色がない…
ブログが不作に終わってしまうかもしれないと、汗なのか冷や汗なのか、とにかく額に流しながら松山駅に戻り、観光案内所で松山特有のスポットを聞いてみました。しかし、事前に調べていた松山城、道後温泉以外の情報はほぼ皆無。松山市を離れれば観光スポットがあるようですが、仕事終わりに行くには時間が足りないのであえなく断念。汗は完全に冷や汗へと変わりました(;’∀’)
ま、やることやったしどうにかなるだろうと気持ちを切換え、学会会場に戻って約3時間、午後5時までの勤務をキチンとこなし、いざホテルへ(^O^)
今回の宿泊プランは2泊3日、道後温泉入浴券付だったのでさっそく道後温泉へ向かうことに!ホテルは松山城北側にあったのですが、道後温泉までの道のりは徒歩約30分。夕方とはいえ真夏の7月にこの距離を歩いていたら道後温泉で汗を流しても再び汗をまとって帰る羽目になってしまう・・・(;・∀・)意味ないじゃん(笑)やめようか?そんな言葉が頭をよぎりましたが、ホテルの従業員さんから神の一言、『良ければ自転車をお使い下さい!』従業員さん、おかげでブログ記事、書けそうです(ToT)
ママチャリを借りて道後温泉へ出発!しかし速攻でバランスを崩す。普段ロードタイプの自転車に乗っているとママチャリは乗り辛いものなんですね。高校・大学時代は毎日ママチャリで通学してたのに…慣れって怖い。なんてことを考えながら、道後温泉までゆっくり走行。
そうこうしているうちに道後温泉駅に到着。自転車を置いて辺りをみまわすと一気に時代をさかのぼったように風景が変化!この雰囲気好きだなーと思いながら歩くこと5分。あっという間に道後温泉へ到着しました!
お湯につかると肌がしっっとり!10歳は若返ったようにハリが戻りました。(翌日には元に戻っていましたが( ゚Д゚))
道後温泉界隈を散策していると風情ある居酒屋いよ狸さんを発見!やっぱり仕事を終え、温泉入った後は一杯飲みたい!しかし、気づいてしまいました、自転車で来ていたことに( ゚Д゚)
ここで選択肢は3つ
1.ビールを飲んで自転車を押してホテルへ戻る
2.ビールを炭酸飲料に変更してご飯を楽しむ
3.ホテル近くまで戻り、居酒屋を探す
1は汗まみれになるので即却下。3はブログに書けそうな食べ物がある店がないかもしれないという理由で却下。
結局ビールを炭酸飲料に変更してご飯を食べることに。風情ある居酒屋のため愛媛ならではのものが食べられるだろうと、女将さんに尋ねると、迷わず、カメノテ、チャンバラ貝、鯖寿司を薦められ、何かわからないままとりあえず注文!
出てきたカメノテ、チャンバラガイを見て言葉を失う…グ・ロ・テ・ス・ク♡
その反応を楽しむ女将さん。期待通りの僕の反応に嬉しそうでした(笑)女将さんの説明によると本物の亀の手ではなく、見た目が亀の手にそっくりな貝なのだそう。
そして食べ方を実演してくれました!カメノテをヒトノテ(人の手)でブチッと引きちぎるのですが、その時事件が!ちぎった瞬間、梨ジルカメ汁ブシャー!威力ある水鉄砲のごとく汁が飛び散りました。
自分でやってみると…そんなに飛び散らない(笑)女将さん、他のお客さんに実演している時もカメ汁ブシャーしていて、パフォーマンスとさえ思えました(笑)味は塩味が凝集された貝!たぶんビールに合う味です!
チャンバラ貝は名前の割に普通の貝。クリップでほじくり出すと、カマキリの爪みたいなものがついていたので、おそらくこれがチャンバラの由来?とか思いつつ食べました。味は甘辛く煮てあり、こちらもたぶんビールにピッタリの味です。
最後に出てきたのは鯖寿司!鯖の身は厚く、脂もしっかりのっており、手が止まりませんでした。女将さんに聞くと実は近くの料亭の人がお客さんに出すためにわざわざ買いに来るという裏情報が…おいしいのも納得です( *´艸`)
いよ狸をでたら自転車でホテルまで!ゆっくり走ったので汗もかかず、たどり着けました!そしてそのまま就寝。充実した1日を過ごせました。
出張時はいつも目覚めが良好な僕、さささっと準備を済ませ、学会会場へ向かいます。この日も絶好の熱中症日和。ホテルから学会会場まで徒歩30分。汗だく警報発令は不可避…そこで僕はホテルを出る前にひらめきました!今日も泊まるし、自転車1日貸してもらえるのではないか?と。ダメもとでホテルの従業員さんに聞いてみるとあっさりOK!風を切りながら自転車で学会会場へ向かいました!
そしてクロレラの説明やサンプル配布を8時間続け、2日目の仕事終了!
1日目同様、道後温泉駅まで自転車で行き、道後温泉に入った後、今度は道後温泉商店街を散策することに!
すぐに目に留まったのは今治タオルのお店!定価2000円の商品がズラリ!少し高いけど肌触り最高…欲しい。そう思い店内を見回すと僕の大好きな文字を発見!
「アウトレット♡」
なぜアウトレットなのかタオルを広げてもわからないし、お店の人に聞いてもわからない。でも肌触り最高!というわけで即購入しました。お値段800円♪
気持ちホクホクのまま商店街を進んでいるとオシャレな陶器を扱うカフェ発見!
信楽の記事でも紹介しましたが、数年前から陶器収集が趣味の僕は、旅のテンションも相まって陶器欲しいスイッチON状態に(笑)カフェの人に聞くと、陶器店を紹介してくれたのでそのまま直行することに!
陶器店は砥部焼(とべやき)をメインに扱うお店。砥部焼は愛媛の焼き物だと聞いて「欲しいスイッチ」が「絶対買うスイッチ」に変更!どれにしようか悩んだ結果、涼しげでそうめんが合いそうなお皿にしました!
その後、今日こそはビールを飲もうとホテル近くまで自転車で戻ることに。
当初は居酒屋に入ろうと思ったのですが、想定外の買い物をしてしまったので少し食費を抑えることに。でも普通の店に入っては面白くないし…というわけで、ふらふら探して見つけました、きたな美味そうな店!目に入ったのは、から揚げ、サラダ、スープ、丼ぶりがついたジャンボセット。お値段900円。お財布にやさしい(^O^)でもビールの注文を忘れてしまい…( ゚Д゚;)そこへ家族連れ3組、外国人10人が訪れ店内は大荒れ状態(笑)とてもビールの注文や写真を撮る余裕がありませんでした(-_-;)あー遠いビール…食費をケチらなければよかったと少し後悔しつつもそのままホテルへ直行し、2日目も終了。
チェックアウトを済ませ、今日も学会会場へ向かいます。この日も絶好の熱中症日和。晴れ男を自認している僕は、初めて自分の晴れ男具合を呪いました(笑)しかもチェックアウト後なので自転車が借りれない…仕方なく日陰を探して歩きました。今まであまり意識しなかったけど、日陰って涼しいんですね(笑)自然の恵みに感謝しながら30分の道のりを歩き切りました!しかしいくら日影が涼しいといっても会場に着いた頃には汗だくだく(-_-;)学会会場の冷房で体を冷やしつつ仕事に臨みました!学会最終日は13:00に終了!さささっと片づけをした後はいざブログの旅(松山の街)へ!
実は学会2日目の講演会で女神が舞い降りました。なんと元モーグル日本代表の上村愛子さんが演者として登場したのです。上村さんを生で見れただけでなく講演では松山観光でロープウェー商店街の風鈴がきれいだったという話が!ブログのネタ不足だった僕にとってはまさに女神(*’▽’)学会終了後は女神の証言通りロープウェー商店街へ直行しました。
ロープウェー商店街までは路面電車で。人生初の路面電車に興奮しつつ乗り込むと予想以上にレトロ!全面木の板で改装された車内、昔懐かしいブザー、本当に素敵な空間(^O^)でもなにより嬉しかったのはクーラーが効いてて涼しかったこと!素敵な景色も暑さには勝てません(笑)
そうこうしているうちに最寄りの大街道駅に到着。ロープウェー商店街を歩きます。緑の屋根で統一された店外にぶら下がっていました、風鈴!砥部焼で作られた風鈴で、音色がすごく綺麗!しかし、予想より小さい…撮影の腕もないため、風鈴はきれいに撮れませんでした(ToT)
そのまま商店街を進むとロープウェー乗り場手前で発見しました陶器店!愛媛県内の大島窯という窯で焼かれた陶器のお店でした。味わい深い質感がたまらない!欲しい!壊れてONになりっぱなしの欲しいスイッチのおかげでお猪口を迷うことなく購入しました!
店を出ると向かいに今治タオルのお店、伊織さんが!壊れたスイッチ搭載の僕、また入ってしまいますよね(笑)買うものないのに店内をブラブラ…そこで目に留まったのは二つ折りのハンカチタオル!二つ折りなのでスーツのポケットに入れても目立たない一品!もうお分かりですよね!購入しました( *´艸`)吸水率高いし肌触りいいし、今治ブランドだし、サラリーマンのワンポイントアイテムにオススメです。
伊織さんを出てすぐのロープウェー乗り場から松山城へ。本来なら歩いて城を目指すところですが、ここはブログネタのために涙を呑んでロープウェーに乗りました(笑)2~3分で本丸前まで到着し、いざ松山城へ。お城を観光するときは足軽(歩兵)の気持ちになって進むとお城のすごさを体験できるという理念のもと、気持ちを戦国時代にタイムスリップさせて攻め込みました。しかし行く手を阻むは門&右往左往する道、灼熱の太陽も相まって天守閣がかなり遠い(-_-;)戦国時代なら鎧も着ているし刀か槍を持っているし、今よりももっと大変だったはず…昔の人リスペクトです!
やっとのことで天守閣の近くまでたどり着くとそこは壁に四方囲まれた空間が。
誰もこの空間のすごさに気づくことなく進んでいましたが、ここは四方八方から敵を乱れ打ちにできる場所。足軽の気持ちになっているからこそ気づける空間です。戦国時代なら、みんなここで終了してるなーと思いつつ大天守閣へ。ここまで約30分ですがもう半分は体力消耗済。しかしここからが本番。松山城は昔ながらの建築様式そのままなので、階段の段差が大きく、頂上まで登り切るのはなかなか大変。途中で挫折する方も数人いらっしゃいました(;・∀・)でも頑張って頂上まで登り切ったときに見える眺めは絶景!疲れも吹き飛びました!
天守閣を降りた後、誰もがロープウェーへ一直線に進む中、二之丸史跡庭園へ。山中の凸凹道を下って行きます。天守閣周辺はあんなに賑わっていたのに、道を歩いて下るのは僕一人。そこで感じたのは虫の声、賑わっていた時には全く感じることができなかったものでした。聞こえていたものが聞こえなくなると、聞こえなかったものが聞こえてくる、なんか不思議な感じでした。
そんなことを感じつつ蚊に刺されながら進んでいると見えてきました二之丸史跡庭園。まず気になったのはなぜ恋人の聖地?というところ。ガイドさんによると日露戦争時のロシア人捕虜と、日本人女性看護師の名前が刻まれた金貨が庭園内の大井戸から出土したからだそう。禁断の愛ってやつですね!おそらく叶わぬ恋ながら永遠の愛を誓い合ったのでしょう。素敵なエピソードでした。
さらに歩みを進めるとシシオドシのようなものを発見!竹筒から穴の開いた石の上に水がポタポタ滴っている光景。なんとも風流。手前にも竹筒があり耳を近づけてみると「カーン、カーン」と金属音が!?後日調べてみると水琴窟という、日本庭園の装飾の一つだそう。水滴の音がこんな音に変化するなんて神秘的!貴重な体験でした。
松山城界隈を満喫すると時間はもう16時。松山駅へ戻るために二之丸史跡庭園を後にし、最寄りの県庁前駅を目指します。県庁前駅まであと100mのところで信号待ちをしていると、県庁前駅に今まで乗っていた路面電車とは違う、蒸気機関車(坊ちゃん列車)が停車中。乗りたい!でも信号が…。近くて遠い100m。潔くあきらめて写真撮影に専念することに。車が横切る中何回もシャッターを切り、写真を撮りました。
県庁前駅に到着するとすぐに路面電車が!急いで飛び乗り、涼しいなーと思いつつ、少しうとうとしたのもつかの間、すぐに終点に到着。着いたのは『松山市駅』、目指していたのは『松山駅』…ややこしすぎでしょ(笑)
でも悪いことの後にはいいことが!さっき遠くから見守るしかできなかった坊ちゃん電車が目の前に!松山市駅では坊ちゃん電車の方向転換が行われるようです。それにしても手動で方向転換って…レトロすぎでしょ(笑)そんなことを思いながら『松山駅』行の電車に乗りこんだのでした。
時間は16時半、松山駅に到着し、切符を買ったらすぐ電車へ。この時間の電車に乗っても帰宅時間は21時。そして翌日は仕事という至れり尽くせりの状況を考え、即座に意識を飛ばしたことで、あっという間に京都へ。これにて出張を利用した松山旅は終了です!
出張の時間外にその土地を知る今回の旅。前半に「ブログが不作に終わるかもしれない」という恐怖を味わいましたが、終わってみればこのボリューム。松山が素敵な街だったのは言うまでもありませんが、観光地以外でも、さらには短い時間の中でもその土地を知ろうとすれば感じることがたくさんあることを学びました。
これは旅にかかわらず、日常生活でも同じことが言えるかもしれません。
これから僕はこの気持ちを胸に日々を過ごしていこうと思います。
旅するFood記
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