旨味たっぷり!クロレラきのこ…
クロレラレシピ集
真夏日が続くこの季節、ギラギラと照りつける日差しを思い浮かべるだけで、お出かけする気持ちがしぼんでいってしまいそう。ご存知の通り、日光に含まれる紫外線は、時としてシミ、そばかす、時には皮膚ガンなどを引き起こす、美容と健康の大敵!でも実は日光を避けすぎても健康を損なってしまうことがあるって、知ってましたか?今回はお肌を傷つけずに、日光を浴びて健康になる!そんな素敵な夏の過ごし方を提案しちゃいます!
マイナスイメージが多い日光浴ですが、近年大きく見直されてきています。その代表的な効果にはこんなものがあるんです!
日光を浴びると、皮膚でビタミンDがつくられます。このビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれる大事な栄養素。欠乏すると、骨粗鬆症や関節が変形してしまう「くる病」、さらには乳がんなどの発症リスクが高くなってしまうことも。
近年、乳幼児のくる病が多くなっているそう!これは、妊婦さんが日光を浴びていなかったり、「赤ちゃんが紫外線を浴びないように」と外に連れ出さないことが原因とも言われています。特に日々成長していく赤ちゃんや、育ち盛りの子どもたちにとって、日光浴は欠かせないもの。ビタミンDは母乳にも含まれますから妊婦さんはもちろん、お母さんもお子さんと一緒に少しずつ、日光浴を始めてくださいね。
日光を浴びることで、体でつくられる物質がもうひとつ。それがしあわせホルモンの「セロトニン」。イライラ・ウツウツの元となるストレスを和らげてくれるホルモンです。さらにこのセロトニンは、夜になると安眠をもたらしてくれる「メラトニン」に変わります。日光浴が心にもたらす効果はとても大きく、実際に白夜などで日照時間の短い北欧諸国では、日光に当たることができないことで「季節性うつ病」に苦しむ人が多いというほどなんですよ。
私たちの体には、毎日のリズムを整える「体内時計」が備わっています。でもこの体内時計、キッチリと24時間周期で動いてくれないうえにとっても周期が乱れやすいんです。でも大丈夫!朝の日差しで簡単にリセットすることができます。体内時計のリズムが整うと代謝がアップ。ホルモンなどが正しく作用し、食欲を抑えてくれる効果もあるそう!
日光浴に色々な効果があっても、やっぱりお肌が心配…。確かに、長時間の日光浴は逆効果になることも。では、正しくお日様と付き合うための方法を学んじゃいましょう
日光浴の目安は季節や地域によって変わってきますが、実はそれほど長時間しなくても大丈夫なんです。夏は直射日光ではなく日陰にいるだけでも十分効果があるのでご安心を。冬場で十分な効果が出ないときは、ビタミンDを含む食品の摂取が◯。
参照:国立環境研究所 (体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定)
https://www.nies.go.jp/
whatsnew/2013/20130830/20130830.html
肌の奥まで届いて悪影響を及ぼす紫外線「UVA」の量がピークを迎える5月から、日差しの強くなる7月の日光浴は要注意!この頃のオススメは手のひらを太陽に向けること。手のひらにはメラニン色素が少なく、シミやシワがあまり気にならない部分。朝起きたらまず太陽に手をかざして太陽の元気を取り入れてみませんか?
ビタミンDやセロトニンは、紫外線が体に当たることでつくられます。つまり、日焼け止めで紫外線を防いでしまうと、日光浴効果は激減…。でもやっぱり女性であれば日焼け止めを塗ってお出かけしたくなるもの。肌がそれほど弱くなく、1日に1時間程度のお散歩やお買い物をする方であれば、紫外線カットの割合の低いSPF8~20の商品を選びましょう。実は、強い日焼け止めを塗り続けたり、日焼け止め効果のある化粧品を重ねて使うとお肌に悪影響があることも。日焼け止めに使われる、紫外線吸収剤はお肌に刺激を与えることがあり、強すぎる日焼け止めはクレンジングに時間がかかり、お肌の負担になる場合があるそう。日焼け止めは、バランスを保って適量を!
SPFって?
紫外線が肌に当たってから日焼けするまでの時間を遅らせる効果のこと。人によって日焼けが始まる時間は変わりますが、おおよそ15分?20分ほど。SPF20であれば、これを20倍遅らせることができます、15分の人なら5時間。ちょっとしたお出かけなら、SPFの低いものでもOKです。
女性にとって、敵にも味方にもなる日差し。上手にバランス良く付き合っていくことが、キレイ&健康&スリムな女性の秘訣!この夏は、ちょっとお日様とのおつきあいの仕方を変えてみてはいかが?
日光浴でビタミンDが生成されるのは、人間だけではないんです。 きのこや干物なども、天日で干すことでビタミンDがアップ。日光浴と合わせて食べることで、美味しく健康を目指してみては!?
干しエノキの作り方
エノキの石突きを取ってほぐし、干し網などに広げて日光に2~3時間さらす。エノキの色が変わり、水分が減ってしっとりとしてきたら出来上がり。(エノキ以外にも、しいたけ・エリンギ・マッシュルームなど、お好きなきのこで作ってもOK。干し上がったきのこは、お酒のおつまみなどとしてそのまま食べても美味しい。)
文責:つむぐarticles 鷲巣謙介
編集:食品栄養科学博士 フジシマ