香りの不思議についてご紹介!!

2017.1.4

「香りある生活」、始めてみませんか?

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お香や香水はもちろん、花や草木、食べ物まで誰でも一つは、「好きな香り」があるはず。好きな香りを嗅ぐと不思議と落ち着いたり、元気が出たりするものです。でもそれって一体なぜ?今回はそんな香りの不思議についてご紹介します。

香り(嗅覚)と脳の関係

好きな香りを嗅ぐと元気が出たり、食欲が湧いたり、時には懐かしい思い出が甦ったりしませんか? 香り(嗅覚)は五感の中で唯一、本能や感情、無意識的な行動を司る「大脳辺縁系」と呼ばれる部分に直接作用するといわれています。

つまり好きな香りによって、私たちは無意識のうちに良い感情や素敵な思い出を刺激されているのです。特にこうした「香り」と「思い出や記憶」の関係は以前からよく知られていました。20世紀を代表する小説家マルセル・プルーストが、小説の中で紅茶に浸したマドレーヌの香りによって過去の幸福な記憶を蘇えらせたという一説になぞらえて「プルースト効果」とも呼ばれているほどです。私たちの記憶や感情と深いつながりがある香り。この香りを上手に生活の中に取り入れることができれば、心豊かで元気な日々を送る一役を買ってくれるかも?

好きな香りを選んでみよう

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手軽に香りを日々の生活の中に取り入れるのであれば、「お香」や花や草木の香を抽出したアロマオイルがおすすめ。まずはお店に出かけてみましょう。今ではお香やアロマオイルの専門店だけでなく、雑貨店でも沢山の商品が手に入るようになってきました。

でも、お香にも「火をつけるもの」「火をつけずに使うもの」「香炉などで熱を通すもの」などいろいろな種類がありますし、アロマオイルにも何百もの種類があって「どれを選んだらいいかわからない!」という方もいるはず。

そんな時は、店員さんに話しを訊くのもよい方法、さらに大抵のお店では香りのもたらす効果やイメージが書き添えてあることも。でも、ここは自分の本能や感情に従ってみては?店頭で香りを嗅いでみて、一番リラックスしたり、気分が良くなれるものを選んでみましょう。

香り過ぎにご注意を!

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お香やアロマオイルを買ってきたら、早速お家で香りを体感してみましょう。でも、ここで気をつけるのはその量。「ついつい調子に乗って使っていたら部屋中が濃厚な香りに包まれて、気分が悪くなった」「お部屋でお香を使いすぎて、服に匂いが染み付いて外出の時に注意された」なんてことにならないよう。近年では「スメハラ」なんて言葉もあるくらいですから、香の使用はほどほどに。

リラックスなどの目的で、毎日の生活の中で無理なく香りと付き合うのであれば「ほのかに香る」くらいを目指しましょう。

広いお部屋や玄関などで使う場合は、香の広がりやすいコーンタイプのお香がおすすめ。一人部屋で使う場合は、スティックタイプのお香やアロマポットがおすすめです。

携帯したり屋外で使うなら、ハンカチなどにひとかけのお香や、オイルをほんの数滴忍ばせてみましょう。いずれも1日に数分くらいの使用で十分。香がお部屋に広がったら、まずはゆったりと目を閉じたり、読書や趣味などの穏やかな時間を過ごしてみましょう。きっと皆さんが持つ香りの記憶や感情が、素敵な時間と健やかな心の状態を作り出してくれるはずですよ。

おまけコラム 「祇園さん」で今も香る日本古来のアロマ?

京都の祇園にある八坂神社では元旦に、御神火を縄に移して持ち帰り、その火でお雑煮を炊くという「をけら詣り」がおこなわれます。

この御神火を炊く時に使われるのが「白朮(おけら)」と呼ばれる薬草。この白朮は香が良く、江戸時代には梅雨時の鬱々とした空気を変える時などに珍重され「蒼朮屋(そうじゅつや)」と呼ばれる行商人が辻々で売り歩いていたそう。これは、いわゆる江戸時代のアロマテラピー。どの時代でも、気分転換に香りを使うという発想は同じようです。

文責:つむぐarticles 鷲巣謙介

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