眼光がするどい!

2015.12.11

保育園生活もあっという間に2か月。これまで母とのんびり過ごしてきた日中とは違い、集団生活はまりもにとって刺激的な場所。環境が変わった中でよく見かけるようになった、まりもの変化が3つ。

①寝落ち ②睨み目 ③噛みつき !!!

その① 食べながら、浸かりながら、寝落ちするベビー

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保育園入園の当初は、体力不足のためか夕飯中に食べながら眠くなり、また別の日はお風呂の中でうとうと夢の中。よく途中で寝てしまうようになりました。その様子は、まるでおもしろ動画で見かける、睡魔とたたかう幼児の姿そのもの。仕草に癒されしっかり動画に収めます。子供は本当に全力を使い果たすのですね。もう何をしても起きないのでそのままベットへ。

その② ベビーですが、怖い顔できます。ガンを飛ばします。

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そしてこの顔をよくするようになったのにはびっくり。きげん悪そうに、鋭い目つきで1~2秒こっちを見る、いわゆる「ガン飛ばし」風な睨み目を効かせるようになりました。怖い仕上がりはなかなかのもの。この顔で寄ってこられると、小さい体とのアンバランスさに、周りの大人はつい吹き出し笑ってしまいます。ホームパーティで爆笑をとり、睨み目はまりもの得意芸に。「これはウケルな」という手ごたえを掴んだからか、この表情をとっても気に入った様子で繰り返していました。まぁ数日間の流行だろうと軽く考えていたら、なんと1歳2か月児の睨み目はロングヒットしてしまったのです。

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そして、まだ場の空気を読めるはずもなく、ところ構わない赤ちゃんのガン飛ばし横行が始まりました。久しぶりに会うお祖母ちゃんにも睨み目を切って笑いを誘いにいきます。当然ながら、お祖母ちゃんは心配そうに「どうしたの?なにかあったの?」と困り顔。ある日は、お寺のお坊さまにまでガンを飛ばして「子供に睨まれるのは初めてだな」と戸惑わせることも。最初は面白がっていた私も、このままではいけないなと焦り始めました。

その③ 母に噛みつくベビーにあたふた

さらに起こった3つ目の変化は「噛みつき」です。
1歳になるころには、上下の乳歯が4本ずつ生えてきました。すると驚いたことに私の腕や肩に噛みつくようになりました。まりも自身はじゃれている感覚のようで、噛みついた後はにっこり笑ってきます。どうやら歯の使い方をまだわかっていない様子。母親以外にも噛みついたら大変、かまれるたびに痛々しい歯形を見せて「噛んだらいたい、やめなさい!」と怖い顔を繰り返しました。泣きまねで心情に訴えてみたり、無関心を装ったり、色々試すもののあまり効果がなく…
もちろん手加減など知りません。ママの肩や腕は内出血のあざだらけ。生えたての歯は先端が鋭利なので、ベビーの噛みつきといえども目から火が出る痛さなのです!噛みつきピークは夏、半袖では痛々しい傷が目立ちました。

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冷や汗!子は親のまねをする

ある日、いつものように噛まれて「やめなさい」と鋭い目をする自分の顔にふと….まりもの睨み目の起源はこれだな!と気づきました(冷汗) 私、こんな怖い顔してたのか…。
子は親の真似をするとよく言われますが、自分の日ごろの行動に襟を正さねばとの思いです。先輩のアドバイスで、噛まれたらすぐに子どもを下におろして別室に立ち去るのがよいと聞き、噛まれた直後に「ママを噛んだから、ママは出ていくよ」といってトイレに10分立てこもることを繰り返しました(唯一の鍵部屋トイレへ..)
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トイレ籠城とハグ5倍デーの末に

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戸惑いながらの新生活、食事は離乳食のほかに朝晩は母乳。毎日夜泣きもあり仕事もあり体力的にはヘロヘロ、常に時計とにらめっこする私の眉間にはシワが寄っていたかな、心にゆとりを作ろう。まりもの変化はもっと構ってほしいサインかもしれない。この反省からハグ5倍デー!と名付けて、何かの途中でも手を止めて、よく抱っこしています。最近学んだことですが、抱っこひもに頼りすぎず、赤ちゃん自身がママの身体にしがみつくように抱っこすると、体幹を鍛え丈夫な体に育つそうです。

渾身のトイレ籠城作戦が功を奏して、噛みつきはなくなりました。と同時に睨み目も一過性の流行で収まってくれて、ダブルでほっと一安心。
やはり子供の適応力とは見上げたもので、寝落ちについても、半年が経った今ではしっかり体力をつけて21時でも全力で遊べるほど元気です。(今や寝ないで困る日も….)
そうしていつの間にか、寝落ち、睨み目、噛みつきの3つの問題は解消されていきました。

試行錯誤の毎日ですが、問題が過ぎ去りし今では愛おしくもある笑い話。子育てって本当に飽きないものですね。

イラストレータ:ツバキノ ユキ
編集:うぃこ

この記事を書いた人

うぃこ&なっち

2015年春に復職したワーキングマザーズ。エネルギッシュな子ども達との、おもしろおかしい(時々涙の)日々をご紹介します。

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