初めての入院

2016.6.24

あっという間の一年間

我が家の次男“みっちゃん”は現在2歳。去年の4月から保育園に入園し、早や1年が経過しました。この1年の成長は目覚ましく、去年の今頃ようやくタッチ(立ち上がること)ができたばかりのみっちゃんも、今では辺りをトコトコ走り回り、言葉もほぼ普通の会話ができるようになりました。
そんなみっちゃんですが、保育園に入園したてのころは、よく風邪をひきました。長男“たいちゃん”の時もそうだったので覚悟はできていたはずですが、次男はきっと長男よりも体が強い!と勝手な思い込みもあったので、まさか入院することになるとは思ってもみませんでした。
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去年の夏の苦い思い出・・・

1歳になる直前に入園し、なんだかんだでいつも風邪をひいていたみっちゃん。さすがに発熱したときは保育園を休ませましたが、こちらも会社勤めをしている以上、37度前後なら問題なし、と保育園に預けておりました。他の親御さんも恐らく状況は同じで、職場復帰してすぐにしょっちゅう休むのが心苦しく、しっかり治りきらないまま保育園に子どもを預けるので、保育園では常に何かしらの感染症が蔓延している印象でした。
そして、忘れもしない去年の夏。みっちゃんが40度の高熱を出し、4、5日経っても下がらないのです。かかりつけのお医者さんからタクシーで総合病院へ行くように言われ、連れて行くと“RSウィルスによるクループ症候群”、との診断が。クループ症候群は犬のような咳をするのが特徴なのですが、小さい子どもであれば咳き込んだ時に呼吸困難になってそのまま手遅れに・・・!ということもあるらしく、念のため入院することになったのです。
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そしてあれよあれよと、入院部屋に通されたのでした。
「今日から入院の子で同じRSウィルスの子がいるから相部屋でお願いします」と言われ入院部屋に行くと、見覚えのある顔が。なんと、同じ保育園のみっちゃんと同い年の子もRSウィルスで入院していたのでした!

なんという感染力の強さでしょう!

その子もまだ1歳になったばかりの小さい子だったので、痛々しい点滴姿がとても気の毒でした。
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入院生活、それはそれは過酷なものなのです。

子どもが入院するとき、必ず誰か大人が24時間付き添いをしなければいけません。うちは子どもが二人いるので、発症していない上の子は普段通りの生活をします。となると、必然的に上の子のお世話を誰かがせねばならず、ダンナと二人で“みっちゃん付き添い担当”と“たいちゃんの送り迎えと育児家事担当”を分担し、なんとか5日間の入院を乗り切りました。

(こういう時、近くに頼れる両親や兄弟姉妹が居ればなぁ・・・、と思います。)

幸いみっちゃんは入院後すぐに熱は下がり、元気になりましたが、腕に点滴を付けたまま病室のベッドでコロコロ転がったりアクロバティックな行動をするので、付き添う側は想像以上に大変でした。病院のベッドは通常より少し大き目ですが、親も四六時中ベッドの中で子どもと一緒に生活しなければならず、こちらが疲労で病気になるのではないか、と肉体的にも精神的にもギリギリの状態でした。
みっちゃんは丸々と太った赤ちゃんだったせいか、歩き出すのが遅い子だったのですが、皮肉にも入院中のベッド内での生活が歩く練習に役立ったらしく、退院した日からようやくスタスタと歩くようになったのでした。
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試練は続くよ、どこまでも

退院してほっとしたかと思いきや・・・!
退院後すぐに保育園というわけにはいかず、さらに何日か自宅待機をし、満を持して保育園に預けたはずが。預けてすぐに今度は体中に湿疹ができてしまったみっちゃん。すぐさま保育園に呼び出され、またもや病院をはしごすることになったのです。かかりつけのお医者さんでは「ちょっと診断が付かない、もしかして川崎病かも・・・」と言われもう一度タクシーで総合病院に行ったのですが、そこでもはっきりとは分からず。診断が下りるまでの数日間、保育園を休み(と同時に私は仕事を休み)、毎日のように総合病院にタクシーで通い、数日後にようやく“手足口病”と“とびひ”と診断されました。
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喉元過ぎればなんとやら

みっちゃんは特に、体調が悪いときは夜泣きがひどくなります。入院になったときも、その数日前から夜泣きがひどく、今思い起こしても、当時私はほとんど睡眠を取れていなかったように思います。未だに時折、ものすごい大きな寝言で私の睡眠を妨害するみっちゃんですが、おかげさまで去年の入院騒動以降は大きな病気もせず、元気に保育園に通っています。

ワーキングママを始めたばかりの人にとって、4月から9月くらいまでは本当に試練の時。冬場のインフルエンザやノロウィルスも怖いですけど、

私はだんぜん夏場の方が大変だと思ってます!!!

夏風邪はアデノウィルスが有名ですが、プールなどを介してすぐに感染しますし、夏場は肌に出る病気が多いので、見た目にも厄介ですので要注意です。
この時期、心が折れてしまうワーママ1年生も多いと思いますが、今が踏ん張り時です。
子どもは必ずこの一年で見違えるほど体が強くなるので、お互い頑張りましょう!
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イラストレーター: ツバキノ ユキ
編集: なっち

この記事を書いた人

うぃこ&なっち

2015年春に復職したワーキングマザーズ。エネルギッシュな子ども達との、おもしろおかしい(時々涙の)日々をご紹介します。

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