目からウロコの保育参加

2016.12.22

保育参加に行ってきました

先日、子ども達が通う保育園で、次男みっちゃん(2歳6か月)の保育参加がありました。「参観」ではなく「参加」です。長男たいちゃんが2歳の頃の保育参加では、一日保育士さんの仕事を体験するような内容で、その激務にヘトヘトになった私、あんまり乗り気がしないまま当日を迎えました。

その日はポカポカ陽気だったので、お外をお散歩することに。みっちゃんと手をつなぎ、お外に出ようとすると、クラスの女の子がニコッと笑顔で私の手を握ってきました。
“か、かわいい・・・”
女の子を育てたことのない私、小さい女の子のフワフワした手の感触に頬を赤らめたその時、
「みっちゃんのママやっっ!!」
凄みのある声の主はそう、みっちゃん。女の子と私の手を勢いよく離そうとしたのです。
「別にいいじゃない。お母さんの左手は空いてるよー。」と諭そうとしたのですが、「いいや、ダメだ。」と激オコ(激怒)!!のみっちゃんなのです。

幼児のケンカはどう止める?

すると保育士さんが駆け寄ってくれました。怒っているみっちゃんを諭してくれるのかな?と思いきや、「みっちゃんのママでしょ!!」と、半ば強引に女の子を私から引き離したのでした。
同じようなことがその日何度もありました。お散歩中に他の子が私と一緒に遊ぼうと誘ってくれても、お部屋に戻ってみっちゃんと私が見ている図鑑を他の子が持っていこうとしても、どの保育士さんもみんな一様に、徹底して“みっちゃんのお母さんはみっちゃんとだけ遊ぶ”というスタンスだったのです。

お箸の持ち方も違います

別にいいのになぁ、ていうか、ちょっとくらいは他のお子さんとも一緒に遊んでみたい。そんな思いを持ちながら、給食の時間に。

給食ではみっちゃんは使いにくそうにスプーンを使って食べていました。そろそろお箸も使えないといけない年齢です。「おうちでもこんな感じですか?」と聞かれ、返答に困る私。
「実は二人目の子でけっこう放ったらかしで、たいちゃんの時みたいにつきっきりで教えてないんです・・・。バキューンの手、ですよね、ちゃんと教えるようにします。」と言うと、
「いえいえ!バキューンの手は園ではもう教えてないんですよー。」と。

バキューンの手、はもう古い

“バキューンの手”とは、手でピストルを撃つ真似をして親指と人差し指を立てるポーズのことです。たいちゃんの時は、“バキューンの手”の手のひらが上に来るようにして、そこにお箸を置いて正しいお箸の持ち方の練習をさせたのですが、今はそれが原因で文字を書くときの筆圧が弱い子どもが増えたらしく、まずはスプーンを上からガシッと握らせて子どもが自ら手首を返した方が食べやすい、ということを覚え、自然にお箸に移行するのだそうです。

「ええっ!!たった2、3年でそんなに違うんですか?」と驚く私。そうなんです。ほんの数年で教え方も様変わりするんですね。実母と育児の方法が違うと口論になることもありますが、いやはや、そうですか!そんな短期間でも違うんですか!

嫌!と言えることが大事

とまどいながらも楽しく、無事に保育参加が終了。たいちゃんの時とはまるで真逆な印象の内容に、最近よく耳にする“子育てコーチング”や“アンガーマネジメント”の育児論を思い出しました。

2歳前後の子どもといえば“イヤイヤ期”。自我が芽生えるころで何でも「イヤ!」と言いますし、自分以外の人にも興味が湧くころで、次第にケンカも増えてきます。例えば子ども同士でおもちゃの取り合いをしたとき、ついつい親は「貸してあげようねー。」とか、逆の立場であれば「今お友達が遊んでるでしょ!」と言ってトラブルを回避しがちですが、それでは子どもは理不尽な思いをするだけで、心の成長につながらないのだそうです。お友達同士のトラブルの中で子どもは社会性を身につけます。「嫌!」と言ったら相手が悲しそうにした、それで初めて相手の気持ちに気づくのです。本当はまだおもちゃで遊びたいのに、貸してあげられる子が“いい子”、という大人の都合を押し付けると、社会性を身につけれないまま“いい子”を演じるようになってしまうかも知れません。

保育参加での保育士さんの行動は、私の手を握ってきた女の子に自分の母親を取られることを「嫌だ!」と表現したみっちゃんの気持ちを大事にしてくれたのかな、と思いました。

子育てコーチングとアンガーマネジメント

それを機に、みっちゃんの「イヤイヤ!」に対しても、「嫌って言わないの!!」と拒絶するのではなく、「そうだよね、嫌だよね。」と子どもの気持ちに同調することを意識しています。
なかなか難しいですが・・・。特に自分が余裕のないとき、「今グズられたら会社に遅刻する!!」というときにイヤイヤが始まるのは未だに超難関な課題です。

たいちゃんに対しても、未だに終わらない反抗期には怒っているたいちゃんの気持ちを受け入れてあげること、“怒り”に“怒り”で反応してはいけない、ということを意識して対応するようになりました。

アンガーマネジメントは文字通り、自分の怒りを管理することですが、子育てには自分の怒りを抑えることが重要だそうで、これってものすごい修行です。試されています、母は常に。たいちゃんの行動に怒りのポイントがありすぎて、最初は穏やかにできていても、つい自分の怒りを抑えられずに怒鳴ってしまうこともしばしばです。でも、親が自分の怒りを抑えることで、子どもも自分の怒り(嫌!という気持ち)に気づき、表現し、次第にコントロールできるようになるのかな、と思います。

「アンガーマネジメント・・・。コーチング・・・。」
今日も試験前の受験生のようにブツブツ言いながら社内をうろつく、なっちです。

イラストレーター: ツバキノ ユキ
編集: なっち

この記事を書いた人

うぃこ&なっち

2015年春に復職したワーキングマザーズ。エネルギッシュな子ども達との、おもしろおかしい(時々涙の)日々をご紹介します。

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