キレイな桜をながく楽しむ 春爛漫なミニちょうちん

2016.3.29

いよいよ桜の季節を迎え、京都は沢山の観光客で賑わっています。儚く散ってしまう桜ですが、せっかくのキレイなお花、ながく楽しみたいですよね。そこで今回は押し花にして提灯に貼ってみました。

京都東山の老舗で作る提灯

お世話になったのは、京都で江戸時代から提灯を専門に作る『小嶋商店』さん。京都南座にある大~きな提灯もこちらのお仕事。竹ひご作りから全て手作業、地張り提灯と呼ばれる提灯づくりの匠です。私が作ったのは体験コースの可愛い「ちび丸」という提灯。体験メニューには無かったのですが、「押し花を入れてみたい!」とリクエストしたところ、快く挑戦させてくださいました。当日の先生は小嶋家の長男さん。次男さんと兄弟そろってイケメンです!

まず初めに色とりどりの和紙を選びながら、竹ひごづくりを見学。おしゃべりしている間に大きな竹があっという間に竹ひごになっていきました。事もなげに作業されてましたが、その手早さ、正確さにビックリ!さすが職人さんです!
1

ちび丸提灯の土台は既に作っていただいているので、後は選んだ和紙を張っていくだけ。同僚と三人で挑戦しましたが、紙選びから三者三様。個性が出ます。
2

和紙と花の配置が決まったら、骨格にのりをペタペタ。結構しっかりとのりを付けます。
3

続いて二枚の和紙の間に押し花を挟んで霧吹きでシュシュッ。そのままそっと骨組みに載せます。加減を間違えるとすぐに破けるので注意です。
4

紙の上から竹ひごを指でなぞり、しっかりとくっつけます。残りの面も同じ手順でペタペタ。今回は4面に分けて貼りました。
5

全ての面を貼り終えたらヒーターの前で乾かして、完成です♪下地を作っていただいているので30分ぐらいで出来ちゃいます。

優しく透ける春の花 ぬくもりの灯りできました。

さっそく使ってみたくて、会社のお茶教室でディスプレイ。優しく透ける春の花にうっとりです。ぬくもりの灯りの中でいただくお茶は一段と美味しく感じられますね。
7

これで今年は春を長~く楽しめそう。みなさんもキレイな桜を拾ったら押し花にして活用してみては。

この記事を書いた人

リサコ

Webページ担当、ときどき商品開発。
職人の手仕事が好物の和風OL。キモノ通勤が夢。

関連記事