パリパリふわっ 紅しょうが香…
クロレラレシピ集
秋と言えば、各地で焼き物のお祭りが開催されます。
昨年の秋に備前まで備前焼祭りに行った際、土ひねり体験をしましたが、作陶自体初めてだったので、なかなか思い通りの形にならず、歪になってしまいました。それでも自分で作る器には不思議と愛着が湧くものですね。
備前焼とは、日本六古窯(にほんろっこよう)と呼ばれる、中世から現代まで生産が続く代表的な6つの窯である「瀬戸焼」「常滑焼」「越前焼」「信楽焼」「丹波立杭焼」「備前焼」 の中の1つです。その中でも備前焼は、釉薬(ゆうやく)と呼ばれる、表面にかかっているガラス質のものを一切使用せずに焼成しており、素朴で味わいのあるのが特徴です。
季節や使用する土、窯のどこに配置をして焼成をするか等、その時の条件によって、さまざまな表情を作り出すそうです。例えば、使用する土の成分に金属が多く含まれていた、焼成時に灰を被った、直接火が当たらないところで焼成された等、様々な条件が折り重なって各々の作品が出来上がるので、1つとして同じ作品は出来ないそうです。
左側:全体が茶色ベースの中、火の当たり具合により、一部色が薄くなっているところがありました。
右側:取手部分に金属質な光沢が出ていました。
カップ1つとっても、これだけの変化を土と火の当たり具合だけで表現できるのは本当に不思議ですね。これがもし、使用している土が少し違ったら?焼成の際に置く位置が少し奥だったら?古くより焼き物が愛される理由を少し感じられたように思います。
この赤い線の模様は緋襷(ひだすき)と呼ばれ、焼く前にワラを巻くことで、土の鉄分とワラのカリウムが反応し赤色の線がかかっているような模様を作り出します。 もともとは、窯入れで作品を重ねる際に、作品同士を分けるためにワラを巻いていたのですが、焼成の手法としても用いられるようになったそうです。
器の真ん中が丸く色が薄くなっています、これを牡丹餅(ぼたもち)と呼ぶそうです。この上に御猪口か、ぐい飲みでも置いて焼成をしたのでしょうか?この部分だけ火が当たらず、丸い模様が出ています。
今年は10月18~19日に備前焼祭りが開催されるそうです。現地のお祭りでは、実際に作品を作っている方から直接買うことができるので、普段はなかなか聞くことができない陶芸作家さんのこだわりや、貴重なお話を聞くことができるので面白いですよ。 皆さんも自分だけの器を見つけてみてはいかがでしょうか?
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自社商品試してみました。
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